ハワイには100年以上も前から中国、日本、フィリピン、ポルトガルなどの国から移民の人々が移り住んできました。英語のスキルが余りない人々が互いにコミュニケーションするために、ハワイ語や各国の言葉を混ぜて合わせて出来たのがピジンイングリッシュと呼ばれる "Pidgin English" いわゆるハワイローカル英語です。

アジアやアメリカ本土から移住して来た人でも、これらのローカル言葉をいかにうまく使いこなしているかで、ハワイ在住の期間が明白となり、現地の人々との親近感が得られます。

プランテーション時代から代々受け継がれて来たこれらの言葉は、裁判官から医者、学校の先生(英語の授業の時以外に使用してほしい)にまで広い層の人々に日常使われています。ここではこれらのピジンとハワイのローカルが使う代表的言葉のいくつかを紹介します。

注意:人種を意味する言葉がありますが、使用に関しては差別用語にならぬ様に注意してください。
アラカ− alakah 語源はフィリピン語 「あ〜ぁ」「やっちゃった〜」「あ〜大変だ〜」などの意味で、主に相手が何か失敗をした時などの「冷やかし」によく使います。

アク aku ハワイ語のカツオの意味 ちなみにマグロは"ahi"「アヒ」と呼ばれ、特にお正月時期には高価な価格で売られます。

アク ak 語源は英語とアクト"act" 発音はアクで、ふりをするなどの意味 " No ak like da!" " Do not act like that " そんなことはやめろなどの意味です。

アカマイ akamai 語源はハワイ語で 「頭が良い」の意味。

エニカイン enny kine 英語の"any kind"がなまったもの。何でもという意味。「セールスマンはなんでも言って売りつけるなど」He tell any kine to sell. などと使い、また " enny body" エニバディ " any body" 意味は " You eat enny kine ya" 「おまえは何でも食べる奴だな」などとも使います。

バガ buggah 語源は不明、意味は「男」 "guy" 「ダ・バガ」"da buggah" となれば "the guy""that guy"「あの男」、「奴」などの意味となります。

バーチャン bachan 語源は日本語のおばーちゃん。ハワイの"ground mother"はバーチャンとなるのです。

バカタレ bakatale 語源は日本語の「馬鹿たれ」意味は「頭の良くない人」ハワイ語では "lolo"「ロロ」とも呼ばれ双方意味は同じです。

ビーフ beef 語源は英語の「ビーフ」と思います。意味はファイト、喧嘩のこと、何らかの理由でもめごとになり"want beef"と言われたら、牛肉がもらえると思わないように。

バナナ banana アメリカ本土育ちの日本人、韓国人、中国人など、意味は外が黄色で中は白の意味。言われると中には差別されたと思う人もいるので使い方に注意。

ベント bento 語源は日本語の弁当、ランチボックスよりベントの方がなぜかおいしそう。ちなみにおかずは"okazu"ハワイでも「おかず」です。

ブラダ blahda  ブラ bla 語源は英語のブラザー" brother" 「ブラ」と言っても女性の下着のことではなくて、男友達のこと。ちなみに恋人関係にない女友達は "sistah"「シスタ」と呼ばれ、語源は英語の"sister"「シスター」です。

ボチャ bocha 語源は日本語のボチャンと風呂へ入るの「ボチャン」 "Me no like bocha" 「風呂へ入りたくなーい」などと使いますが、ちなみに英語では "I would not like to take a bath." となります。

ボロヘッド bolohead 語源は英語のボールドヘッド" bald head" ハゲ頭のこと。

ブローク brok 語源は英語のブローク"broke" 私の車は故障中"My car stay brok"などと使います。

ブダヘッド buddahead 語源は不明ですが、"budda"「仏」に関係があると思います。意味は日本生まれのハワイに住む日本人。

ブックブック bukbuk 語源は不明 意味はフィリピン人のこと。発音はブクブクとブックブックの中間程度に「ッ」を伸ばさずに短めに発音してください。バックバックとなると「叩く」の意味になりますので注意。

バンバイ bunbai 「後で」の意味 英語の"later"が一番近い意味。「後でやれよ」「バンバイ」などと使う。

バマ− bamah 語源は多分英語の「ボムバー」 "bomber" だと思うのですが正直判らないです。意味は「残念」「それは大変だね」などと相手を同情する意味で使います。"My girl friend dumped me." "bumah" 「彼女の愛想つかされた。それは残念だね」という風になります。

バスアッ busup 語源は英語の"busted " 意味は破壊される、壊れるなどで、車の事故等で車が破壊された時などに使う。

ジー gee または チー chee 語源は英語のジーザス"jesus"、アメリカ本土では "Oh my god"「オーマイガッド」とか"Jesus"「ジーザス」とびっくりして話が始まるが、これがハワイだとジー、と話が始まる。

チキンスキン chicken skin 語源は日本語の鳥肌の直訳。英語で鳥肌は「グースバンプス」"goosebumps" であるが、ハワイではチキンスキンとなってしまう。

チャップスイ chopsui 語源は中国料理のチャプスイ。意味は混ぜこぜのこと。アイアンのゴルフクラブが番手ごとのセットではなく、銘柄や番手が混ぜこぜにゴルフバッグに入っている時など、「おまえのクラブはチャプスイだなーなどと言われたことが実際あります。

カックローチ cockroach 語源は英語のゴキブリ。意味はつまみ食いや盗み食いなど。使い方は "Who went cockroach my bento" 「俺の弁当食った奴は誰だ!」などとなります。

ダ da 語源は英語の"the"「ザ」、ハワイでは "da"「ダ」で始まる言葉がとてつもなく多いのです。たとえば、"dakine"「ダカイン」"the kind"、英語では「ある種のもの」、などの限られた意味であっても、ハワイでは全てこの「ダカイン」一言で済む言っても過言ではないのです。適切に和訳するのは困難ですが、「ほらあの〜」「あれだよ〜」などとの意味だと考えていただいて結構です。たとえばレストランのウエイトレスに注文を「ダカイン」と言うと、ウエイトレスは"OK"「了解」とか、または、"no more dakine today"「今日のスペシャルは売り切れだよ」など品目を言わずとも、意味が伝わることがあります。

一昔前にホノルルの市バスの車体にダ・バス"da bus"と書いてありましたが、子供に英語教育に障害出るとの指摘があり、現在の"The Bus"になったとの噂もあるほど、「ダ」ハワイに執着している言葉であり、暑い日などは「ダ・ホット」"da expensive"、「高価」「高い」は「ダ・エクスペンシブ」"da expensive" 、などとハワイはなんでも「ダ」で始まるのです。

エフオービー FHB 語源は英語の"fresh off boat"、意味は「新鮮」、「輸入したばっかり」、つまり、ハワイに引っ越して来たばかりの人のこと。主に東南アジア方面からの移民の人に使う場合が多いようです。

フォ fo 語源は英語の"for"、意味はどちらかと言うと英語の"to"です。たとえば "come fo eat" 「食べ来た」 "come fo work" 「仕事に来た」 などとなります。

フォリアル fo real 語源は英語の" for real" 、意味は「ホント」「ほんとだねー」など、使い方は、"Da girl is so cute." " fo real" 「あの子かわいいなー」「やーまったく」という感じになります。

フルーツパンチ frut punch 語源は英語の"fruit punch" 水で薄めて飲む赤いシロップ飲料。ハワイでのパーティーやピクニック、知事の選挙活動中の飲み物までフルーツパンチ、飲み物はこれでOK。

ファト fut 語源は英語の"fart"おなら。使い方は "Gee stink, who went fut?" 「臭っせーなー、屁したのは誰だ!」などと使うのです。

ハオリ haole 語源は英語、意味は白人。通常アメリカ本土、ヨーロッパなどから来た白人を「ハオリ」と呼び、ハワイで生まれた白人やハワイに長く在住している白人はハオリと呼ばれることを嫌う場合があります。

ハウゼッ howzit 語源は英語の"how is it" 英語では "How are you doing?" 「コンチハ、調子はどうだい」という意味の挨拶言葉のハワイ版。ハワイでは朝、昼、夜いつ友達と会っても「ハウゼッ」と挨拶します。

ジャムアップ jamup 語源は英語の "jamed' 意味は「トラブル」「最悪の事態になる」など。

ジャンク junk 語源は英語の"junk"、意味は「調子が悪い」「最悪」など、絶好調の時には決して使わない言葉です。

マハロ mahalo 語源はハワイ語で「ありがとう」の意味。

マフ mahu 語源は多分ハワイかタヒチ語だと思います。意味は「おかま」、同姓愛の男。

オノ ono 語源はハワイ語、意味は「うまい」「美味しい」など。

パケ pake 語源は不明、意味は主にローカル中国人のこと。またはケチな人をパケと呼ぶことがあります。あなたもパケと呼ばれたら、お金がしっかり貯まっているのではないですか。

パウ pau 語源はハワイ語。意味は「おしまい」「終了」など。使い方としては "Let me know when you are pau." 「終わったら教えてよ」などと使う。

パウハナ pau hana 語源はハワイ語、意味は「退社時間」「仕事は終わり」など。

ピラウ "pilau" 語源は多分ハワイ語。意味は「汚い」"Go wash, yo face so pilau." 汚い顔洗ってこい!などと使います。また、ずるい奴、汚い奴を "pilau buggah"「ピラウバガ−」などとも呼びます。

ポケ poke 語源はハワイ語の「ポケ」、意味は「細かく切る」。マグロをサイコロ角に切ってハワイアンソルトをまぶしたものを"ahi poke"「アヒポケ」といい、おつまみにもおかずにも大変おいしくいただけます。

ポポロ popolo 語源はハワイ語だと思います。意味は黒人。観光客の中には黒人とハワイアンの違いが分からない人が稀におりますが、この単語"popolo"「ポポロ」等を使うにあたりましては、くれぐれも人種差別になりませんように注意して下さい。

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